【旅行好きの身体障害者にオススメ!】「ジパング倶楽部」の特別会員制度

耳寄り情報

JRの特急券などの料金は、身体障害者手帳では割引とならないため見過ごしていた人でも、条件を満たしていれば割引となる別サービス(年会費が必要)があることをご存じですか?

『JR東日本ジパング倶楽部』(以下「ジパング倶楽部」)は、JR6社が共同運営する旅行クラブで、会員に特典として購入割引サービスを行っています。

名称に『JR東日本』と入っていますが、他のJR会社の『ジパング倶楽部』とサービス内容に違いはありません。

その中の特別会員制度とは、身体障害者手帳をお持ちの人を対象とした会員制度のことです。

この記事では、日本全国のJRの特急券などが割引になる「ジパング倶楽部」の、特別会員制度についてご紹介しています。

一般会員とは加入資格や年会費、さらに手続き方法なども異なっており、また『大人の休日倶楽部ジパング』などのよく似た名称のサービスもあって、かなり複雑でややこしいので、概要を簡単にまとめてみました。

ご加入を検討される場合は、問い合わせをして年会費や利用頻度などを比較しながら、ご自分に合うものを選択されると良いと思います。

旅行がお好きだったり出張などで列車移動が多い人は、参考にしてみてください。

「ジパング倶楽部」の特別会員と一般会員の違い

特別会員は身体障害者手帳をお持ちの人を対象にした制度で、一般会員よりも加入できる年齢が5歳低く設定されていたり、年会費も安くなっています(あとに記載)。

一方で、特別会員には夫婦会員の制度がなく個人会員のみだったり、会員誌は発行されません。

「ジパング倶楽部」特別会員制度について

特別会員制度への加入資格

身体障害者手帳を交付されていて、年齢が男性は満60歳以上、女性は満55歳以上の人になります。

特別会員となるために必要な費用

(1) 入会金は無料
(2) 年会費は 1,400円

割引対象となる条件など

(1) JRの窓口で身体障害者手帳を提示して購入した乗車券が、片道・往復・連続乗車券のいずれかで201㎞以上のとき、2〜3割引で特急券などを購入することができます。

(2) 201㎞以上の乗車券を購入していれば、特急券などは201㎞以上なくても割引になります。

(3) 身体障害者手帳が第1種の場合は、同行する介助者も特急券などが割引になります。

割引対象とならない主な切符

(1) 新幹線「のぞみ」「みずほ」の特急券
(2) 寝台券
(3) グリーン券(個室)
(4) グランクラスを利用する場合の特急料金・グランクラス料金
(5) 2人用個室寝台の特急・急行券
(6) トクトクきっぷなど既に割引になっている切符類

割引対象とならない期間

(1) 4月27日〜5月6日
(2) 8月10日〜8月19日
(3) 12月28日〜1月6日

切符の割引率

(1) 加入した初年度は、会員手帳の1〜3枚目が2割引、4〜20枚目が3割引となっています。

(2) 更新した2年目からは、会員手帳の1〜20枚目全てが3割引となります。

「ジパング倶楽部」特別会員制度を利用した切符の購入方法

(1) JRみどりの窓口、大手旅行代理店などで購入できます。

(2) ご購入の際には、身体障害者手帳とジパング倶楽部会員手帳を提示します。

事前にジパング倶楽部会員手帳の購入証の頁に、会員番号や氏名など、決まっている場合は列車の内容も記入しておくと、購入がスムーズになります。

「ジパング倶楽部」特別会員制度のお申し込みと更新方法

(1) お申し込みは、各都道府県・政令市の日本身体障害者団体連合会の加盟団体、取り扱い団体へ行います。

(2) 更新も (1) と同じ団体へ、有効期限の前月の1日から有効期限内(2ヶ月の間)に、できるだけ余裕を持って行いましょう。

都道府県別のお申し込み(更新)団体はこちら

日本身体障害者団体連合会−ジパング倶楽部はこちら

おわりに

今回は、「ジパング倶楽部」の特別会員制度について、ご紹介させていただきました。

身体障害者手帳を所有していれば受けられる乗車券の割引は、よく知られていると思います。

私自身は「ジパング倶楽部」で割引を受けるのはこれからですが、調べてみると年会費 1,400円なのですぐ元はとれそうです。

東海道新幹線の割引対象も、”のぞみ”はなくても”ひかり”はある!
な〜んて新幹線好きの私にとって、楽しめる時間が長くなってピッタリ!と思っています。

また、どんな制度でも変更されることはありますので、利用したくなったら調べ直したり問い合わせをして、お得に列車の旅を楽しもうと思います。

同じような状況でご興味がありましたら、参考にしていただけますと嬉しいです。

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